魔界と妖界の日本史
- 作者: 上島敏昭
- 出版社/メーカー: 現代書館
- 発売日: 2009/03/01
- メディア: 単行本
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買ったのは一年前の神保町。時間が過ぎるの本当に早いなぁ……。
タイトルは怪しげですが(笑)、参考文献を眺めれば、ちゃんと文献にあたって書かれた本である事が分かります。
古代から明治までの、怪しげな事件を短めに紹介していく内容。
とにかく、扱ってる題材がメジャーすぎずマイナーすぎず、その辺の絶妙さが嬉しい匙加減です。折にふれてこの手の伝奇系の文献を読んでいる私が、知っていること知らないことの割合が大体3:7くらいかしら。4:6くらいかも。
また、八百比丘尼など概略を知っている内容についても、いろいろと私にとって新鮮な周辺情報が載っていたりして、そういうのをメモするのも楽しく。
ともかく、自分的に面白いと思ったのをピックアップして自分用ウィキに移していく作業がやたらと楽しかったです。
本当は、こういうダイジェスト的な本だけじゃなくて、個別の題材をもっと深く追及していく事をこれからやっていく必要はあるのですが……。しかし、たまにこういうつまみ喰い本を読んでおくと、「世の中にはまだこんなに知らない事があるんだ」という事が実感されて、この方面への活力が補給されるわけです(笑)。
とにかく楽しかった読書でした。
具体的にどういう話題を面白がったかについては、くだんのウィキで、この本のタイトルで検索すれば出てくると思います。ご興味のある方はどうぞ。
そんな感じで。