『聖戦士ダンバイン』第一話
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ってことで、かねてから見よう見ようと思っていたダンバインを借りてくる。
第一話を見て思った。やっぱ富野監督すげーや。
ファンタジーな部分と、SFなメカメカしい部分とのさじ加減が絶妙。富野作品の第一話恒例「いきなり完成済みの世界に叩き込まれて、知らない用語がわんさと出てきて大混乱」な状況は健在。けど、そこに主人公と共に適応していくうちに、視聴者は物語の中に没入していけると。
特にこのダンバインの世界では、異世界の住人も、主人公が元いた普通の現代世界のことを知っていて、知識も豊富だから、ファーストコンタクトで話が通じなくてごたごたするような(異世界ファンタジーによくある)かったるい展開がなくて好感。
この手の主人公が異世界に飛ばされる話では、他でもない主人公が最初に異世界にやって来た第一人者で、それによって異世界の側も変化を強いられるっていう典型的なトリックスターな構図になりがちなものだけれど、そこは現実認知の富野監督(笑)。主人公が飛ばされる前から、もう何人も異世界の方へ飛ばされてて別にさほど特別なことじゃなかったりするわけだ。むしろ、それによって技術流入が起こり、ファンタジーとメカが融合した不思議な世界が展開しているわけである。
この辺、うまいよなぁ。
第一話でいきなり、少しは交流のあった味方キャラが撃墜死亡。素敵w
一方、右も左もわからないまま戦い始めた主人公に、「善悪を見定めた上で力を貸せ」と話しかける敵。
さて、どうなりますことやら。