弾幕風に手を出すの巻


 東方弾幕風、というフリーソフトがあります。
 と〜ほ〜GCこちらで配布しているものなのですが。


 要は、東方シリーズのボス風のスペルカードを、自分で作ってしまおうというシロモノ。実際のプログラミングに準ずる少々煩瑣な作業をこなさなければなりませんが、手をかけさえすればかなり近い雰囲気のものも作れます。


 突然なんの話かって?
 http://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_1469.lzh
 ……作っちった(ぇ


 私がそもそも東方シリーズにハマったのは、もちろん純粋にゲームとして面白かったというのもあるのですが、その他に、私が「ペダンティズムに弱い」ことも原因の一つだったりします。
 西行寺幽々子のスペルカードに「リポジトリ・オブ・ヒロカワ」というのがあって、「ヒロカワって誰だよ」と思ってたら、有名な歌人西行法師の墓があるのが弘川寺だった、ついでにリポジトリは納骨堂の意味だ、とか知らされて。そういう、雑学の散りばめに弱いんですよ私は(笑)。
 だから京極夏彦にも一時期えらくハマってたわけで。


 そうした目で見てみると、そういった雑学知識を、弾幕という要素を借りて好きに表現できる場っていうのは、すごく楽しいと気づいたわけです。
 私も京極に心酔して以来、民俗学や宗教学や歴史学やもろもろの本を拾い読みくらいはしてきた。そういう処で得た知識を、弾幕を「名づける」という方法で好きに、伸び伸びと使えるという快感が素晴らしいのです(笑)。


 で、気づけばスクリプトと格闘するハメに。
 小説執筆はどうしたんだ俺、とか自分に突っ込みつつも、なんだか楽しくて気がつけば完成させていたりしました。
 しかも、「こんなことが出来るなら、もうちょっと工夫すればあんなこともできるよなぁ」とか無駄に夢が広がっている今日このごろ。
 いや、ほんと、小説書けよ俺。