クライマックスUCはパス


 表題の通り。あちこちでの評判を見た結果、購入を見送ることに。
 まあ元々忙しい身でもあり。そこそこの傑作なら時間を見つけてやろうかなとは思っていたものの、例によって例のごとくのバンダイゲーらしいと知れれば、安くなるまで見送るのが妥当というもの。


 まあでも、難しいよね、とは思います。
 ファーストガンダムからOVA、Z、ZZ、そして逆襲のシャアまで。さらにはそれにF91からクロボンから、あわよくば外伝まで。それらさまざまな機体が一同に会したゲームを遊ぶというのは、我々ガンダム好きの悲願といっても良いくらいの願望なわけですが。
 ガンダムサーガの魅力の一つは、登場機体の多さなのだけれど、ぶっちゃけゲームにするには多すぎるわけで。


 実際、「ガンダムに乗ってザクと戦う」感覚と、「ガンダムMkⅡに乗ってハイザックと戦う」感覚の違いを、ゲームという媒体の中でどう表現していくかっていうのは、考えてみるとけっこう難しいよね、と思うわけですよ。
 それまでMkⅡ、ハイザックガルバルディに乗っていたジェリドは、マラサイに乗ったときに「良い機体だな」的なことを確か言ったと思うんですが。
 プレイしているプレイヤーにも、それらの機体に比べて「ああマラサイの乗り心地って違うな、良い機体だな」って思わせなきゃいけない。それをすべてのMSに対してやるって、考えると気が狂いそうになる(笑)。


 カプコンのVSシリーズは、その点ではかなり頑張っています。しかし、よくよく思い返してみると、あのシリーズも一番面白くてハマれたのは、初代「連邦vsジオン」(DXじゃない方)の頃だったような気もする。少なくとも私は。
 「エゥーゴvsティターンズ」になると、面白いんだけど、やっぱりキャラゲー的な面白さで、ゲーム的な爽快感では初代に劣る気がするんですよ。百式の格闘がカンフー使いみたいになってたり、かなり無茶してどうにか機体の差別化をはかってたりするし(笑)。
 ゲームはシンプルなほど良いとはよく聞く話。そういう意味では、サブ格闘その他等を駆使する必要が出てくる最近の作品の方が、厳しい。
 無理なく各機体を差別化できていたのも、やっぱり連ジまでかなと。


 そういう意味では、今回の「クライマックスUC」は「その意気やよし!」って言ってやりたい気分ではあるのだけれど。あえてその茨の道を行くなら俺は応援したいなって。
 けどさすがに、0083が1ステージしかないとか、そりゃないよなw
 登場人物にジェリドの名前がなくて、私爆笑しましたもん(笑)。哀れな。
 だからやっぱり、やるならもうちょっと頑張ってよね、って。


 あと、やっぱりバンダイ的には、F91にクロスボーンガンダムをくっつけてキリをよくして、Vガンダムは穏やかに無視って姿勢で行きたいんだろうなぁっていうのも。
 これも、気持ちはわかるよね。
 Vは良い作品だけど、私でさえ「Vガンダム使って面白い売れるゲーム作れ」って言われたら頭抱えちゃうもんな(笑)。
 商品として売りたいなら、Vガンダム敬遠は正解としか言いようがない。
 あの作品世界が広がらないのは、まことに残念ですが。


 そんな。
 あと、劇場版Zは例によって弟たちと見に行くことになるんでしょうが、現在他の弟どもの予定がまだまとまってないのでしばらく見に行けない模様。