涼宮ハルヒの憤慨


涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)


 ……憤慨と来たからには、次回作のタイトルは「涼宮ハルヒの慨嘆」だな(違


 とかく、アニメ化で一気に人気が膨れ上がった涼宮ハルヒシリーズの小説新刊。
 といっても、私の中でハルヒシリーズが一番盛り上がってたのは五作目を読んでいた辺りで、まあそれ以降は惰性に近いのですが。
 今作も、特に大したエピソードでもなく、ものすごく小粒な出来。
 まあ逆に、それでも普通にストレス無く読めるのは地の文が楽しいからで、そこはさすが、なのですけれども。


 以下、エピソードごとの感想。
 「編集長☆一直線!」……えーっと、とりあえず、朝比奈さん作の童話が傑作すぎる件について(笑)。
 まあでも、それと長門の微妙な(笑)掌編以外に、特に見るべきところもないような、そんな話。
 キョン君、内言と小説の文章に違いが無さすぎだぜw


 「ワンダリング・シャドウ
 なんだかんだで、SF的な発想の一発勝負な話。このジャンルにはまるっきり疎いので、SFとしてどれくらい目新しいかは私にはわかりませんが……まあ、そのワンアイディアとしては割りと面白かったかなぁと。
 ストーリーとしてはさほどでもなく。長門女史のジョークという世にも珍しいものが見られただけで満足といえば満足w


 そんな感じ。