ウルトラセブン1〜4話、9〜12話
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- 発売日: 1999/06/25
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ウルトラセブン、めっちゃ面白いんですけど(ぇ
何故か唐突に見たくなってDVD借りてきたんですが、これが見始めてみたらなんかえらく楽しく感じております。
思うに、最近ライトノベルばっかりに浸っていたわけで、そうすると如何に作者が違えど傾向として似たような話に立て続けに接していたわけですが。
それにちょっと飽きてたのかもな、とは思います。メディアも時代も文法も違う、私が生まれるはるか前の特撮作品が、見直してみるとなかなか面白く感じられていたり。
しかも、ウルトラセブンといえば、ウルトラシリーズの中でもかなり硬派に、SFとして大人の視聴にも耐えるような凝った演出や脚本を実現していたことで有名なシリーズで。実際、今見てもけっこう「へぇ」と感心してしまうような部分があります。
もちろん、映像技術としては現在作られている作品とはやはりかなり隔たりがあって、「これ露骨にワイヤーで吊ってるよなぁ」とか、現在の映像技術と比べて見てしまう部分はあるわけですが。
それを差し引いても面白いんですよ。
いや、むしろその雰囲気がかえって、演出として独特の味になってる部分もあって。
例えば第九話は「アンドロイド0指令」という話で、まあぶっちゃけて言えば、子供たちに侵略宇宙人がおもちゃの銃とかを売るわけです。で、実はそれは本物の銃で、時期が来たら一斉に催眠電波で子供たちを操り、おもちゃの銃(実は宇宙人製の最新式で地球人のどんな武器より高性能らしい(笑)のですが)で武装させて日本中を制圧しようという話。
まあ、他愛もない筋ではあります。
それで劇中、ウルトラ警備隊の隊員がおもちゃに襲撃されるわけですけど。
そこで玩具の戦車や戦闘機が実弾を撃ってくるシーンが、演出が凄くて見入ってしまったのですよ。大昔の特撮技術による人口っぽさというか、「手作りっぽい」感じが、おもちゃに襲われる不自然さ不気味さと上手く噛み合ってて、一種独特の映像に仕上がってる。
ああ、これ作ってる人たちは、自分たちの作った画面がどんな印象なのかをしっかり把握して演出してるんだな、と感心してみたり。
他にも、宇宙人の造形とかも独創的で薄気味悪くて、やっぱ魅力的だよなぁとか。
ストーリーについても、毎回毛色の違ういろんな筋を持ってきてくれるから退屈しないし。
あいにく、第二巻が貸し出し中だったため、有名なメトロン星人の(モロボシダンと宇宙人が、民家で座卓を挟んで正座して向き合うという有名な)話はまだ見れてないんですが。
このまま全話、ぶっ通しで見ちゃおうかなとか思っているわけでした。