コミック東方儚月抄 第七話


 新キャラ登場。
 月の姫様二人。といっても、通例東方の新キャラといえばZUN氏独特の味のある(?)絵で出会うのが標準なので、今回はちょっと戸惑い気味。コミック媒体で白黒なのもあり、いまいち外見上の個性がはっきりしないなぁという印象。
 いや、今までの東方キャラはやっぱり、アクセサリーやファッションなどによって各キャラごとに明確な個性づけが為されてて、だから全然絵柄の違う絵師さんが描いても、その記号さえ押さえていれば「ああ、これは霊夢だな」とか「ああこれはミスチーだな」とか分かるようになっているわけで。だからこそネット上でも東方絵が根強い人気を持ってるわけだし(CG定点観測さんなんか見てると、必ず毎日数十人が何らかの形で東方絵を描いている)。
 その辺の個性づけが、今回の話じゃ見えなかったなぁという印象はありました。あえて言えば帽子とリボン?


 とはいえ。なんだかんだで、「宴会を開こうと思ってましたのに」とか言い出したところで、「うん、やっぱり東方世界の住人だ」と納得する私(笑)。本当にお酒好きだねぇ。


 とりあえず今回は新キャラの顔見せということで、お姫様二人が永琳の手紙を読むところまでで終わり。まだ本格的な事態の進展はなし。
 7話ってことは、もう連載開始から半年経ってるわけですが、未だにこんなのんびりテンポなのが、のんきだなぁというか、東方らしいというか。
「そろそろ事態の進展がほしい、バトルシーンが欲しい」とずっと言ってきた私ですが、そろそろなんか、「まあいずれ来るんじゃないの? なるようになるさ」的な境地に達しつつあります(笑)。
 東方世界ののんびり具合は今に始まったことじゃなし。まあ気長に追いかけていきますさ。


 それにしても今回、月世界で門番として普通に男性が出てきましたね。珍しい、まるで普通の話みたいじゃないか(笑)。
 まあ、ZUN氏のインタビューとか見てると、幻想郷とかにも普通に男性もいるって話ではあったので驚きはしませんけどね。ただ、弾幕ごっこに興じるのに成人男性出すのも違和感あるから今のような形なんだ、的なことをコメントしてましたっけ。
 たまには良いのかな。相変わらず主要人物は全員少女だし。


 あと、今回の新キャラ、どちらにも「儚」って字が入っていませんね。という事は、まだ他にも新キャラがいるはず。ボスクラスで。
 その辺がどう絡んでくるか、ですが。どうなることやら。