GUNSLINGER GIRL 9巻
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/11/27
- メディア: コミック
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とりあえず、ネタバレ注意。
……いつか描かれるエピソードではあったはずなんですよね。
そんなことはわかってた。
なのに、直前になるまで、何となくそんな気がしていなくて。ああ、もうなんだ、とか思っている自分がいたり。
多分、現実に知っている誰かが亡くなる時もおんなじなんだと思う。分かってるくせに、心のどこかで、まさか、とか思っている。
正直、アンジェがペロと再会するシーンで、なんか泣きそうになったのね。
普段フィクションでは滅多に泣かない人間なんですが、こういうシーンでは何故か涙腺緩むんだなぁ。自分でも分かりやすいなぁって思うんだけど。
過去、やっぱり自分の涙腺が緩んだ作品とその場面を思い出すに……多分、子供心っていうか、ある種の童心みたいなのが裏切られたり傷つけられたりした時、そういうシーンに自分はよく反応している気がする。
自分の中の童心もいずれこんな風に死ぬと――あるいはもうこんな風に死んだんだと、思ってるからなんだろう。
「あまり悲しくありません」
多分、私もリコと同じ気持ちなんですよ。人が死んでも泣けなくて、そのくせ人恋しくて。リコみたいなバランスの悪い童心が、きっと私の中に居るんだろうなと思う。
だからまぁ、リコとか、エルピー・プルみたいな娘が出てくると過剰に入れ込んでしまうんですがね(苦笑
最初の堤が崩れて、義体一期生に残された時間が秒読み段階に入ってきたのかもしれません。
この作者さんには、最後まで描ききって欲しいです。