八坂神社
- 作者: 八坂神社
- 出版社/メーカー: 學生社
- 発売日: 1997/07/01
- メディア: 単行本
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
やっぱりね、あちこちつまみ食いするように、横断的に書いてるような本ばっかり読んでても勉強にならん、と。
一つのテーマをきちんと腰据えて書いてる本から情報を摂取して、それをきちんと積み上げていくのが勉強なんですね。その点について観念したんで、こういう本を読んでみたりした。
八坂神社、祭神スサノオノミコト。明治以前は祇園社または祇園感神院と呼ばれ、祭神も牛頭天王と習合していました。
蘇民将来説話は、日本の民族や神話に興味を持っていろいろ読んでいれば、まあどうしても目に飛び込んでくる話の一つです。
この本では、その辺の話についてはどちらかというと復習といった感じで読み進めました。そこまで突っ込んでは書かれていなかったかな。
むしろ、祇園社そのものの歴史などをメインに読みました。
細かい部分はここにダラダラ載せてもしょうがないので載せませんが……改めて読んでみて抱いた感想としては、明治の廃仏毀釈って凄かったんだなぁとか、そんな。
無論、通り一遍の言葉、歴史として多少の知識は持ってるわけですが、個別の事例を見ていくと、本当にこりゃ大変な出来事だったんだなと。
色々考えてしまいます。
「八坂神社」という呼称も、古くその辺の地名が「八坂郷」と呼ばれ、「八坂造」が奉祀していたからそうつけた、という事で、祭神のスサノオなどとそんなに深く関わったネーミングでもないんですね。
ていうか、うん、やっぱ「祇園感神院」って名前の方が良いですよね。カッコよくて(笑)。
まあいろいろ事情とかもあったんだろうけど、後世の我々にしてみれば、もったいないことしたもんだと思ったりします。
それから、祇園祭にはやはり多く筆が割かれていました。
一つ一つの山車を紹介した記事が面白かったです。中には、ヨーロッパから持ち込まれた、キリスト教の図柄のタペストリーとかが堂々と装飾に使われてる山もあって、けっこうカオスらしい(笑)。
行われるのが7月だから、ちょうど今ごろ(来週あたりかしら)にやるんですかね。いいなー1回見てみたいなー。
と、まあそんな感じでした。
さてさて、勉強勉強。