ロリコンは語ることができるか?


今回、LOを読むまで、ロリコンを勘違いしてました。どうもすいませんでした。 - さよならストレンジャー・ザン・パラダイス
http://d.hatena.ne.jp/tunderealrovski/20090204/p1


 ロリコンに春は来ないらしい。いや、来ても困るけど。


 確かにマイナーセクシュアリティの筆頭、という感じの我がロリコンなわけで、社会的にも肩身が狭いし、またパートナーに受け入れられる事も絶対にないというのも、9割方そうだろうとは思います。ゆえに思い悩んだりもするし、と。
 しかし、「だからこそそんなイバラの道を行くオレかっこいい」になっては意味がない。また、そういう感じでロリコン同士、マイナー同士が共感して讃辞をあまり投げるのも微妙な感じ。
 私もロリコンの端くれですが、だからこそ上の記事にはてスタつけたり、ブクマで褒めたりする事はしない。


 しかし一方で、性癖というのはやめようと思って「はいやめました」というわけにもなかなかいかないモノなんだな。少なくとも禁煙よりははるかに難しいわけで。
 だから、実際に手を出しちゃった大バカ者がバッシングされるのは当然だし、我々も憎悪するものなんですが、一方で私自身のロリコン趣味を指さして犯罪者予備軍と罵られても、じゃあどーせーちゅうねん、という気分にもなるのでした。


 私の場合、ロリコン趣味が生成されたのは、幼時にたまたま父親の性癖を垣間見る機会があって、その後中学以降母方の祖母の家で暮らす中で、浮気含む父親の男性性に対する徹底的な罵倒を日々聞きながら過ごした、という経験と不可分に結びついています。
 何も好きでロリコンになるわけではない。だからといって免罪もされないけど。


 だからまあ、いろいろ思う所はあるのですが、結局「サバルタンは語ることができるか」、つまりマイノリティが開き直ったり泣き寝入りしたりせず、上手く語る方法ってないのかな、という辺りに落ち着くわけですね。
 あー、友人にすすめられて買ったけど、まだ読んでないや『サバルタン』。