コミック東方儚月抄 第十九話


 ゆかりん、拘束さる。


 とりあえずレイセンが楽しそうだ。下々の者は基本ハッピーなのが幻想郷。
 そして何やら、縛られたまま月の民を追求する紫様。しかし月の住民が土着の神様を封印したって、どういう意味かしら。月の民は天津神系ってことか。まあここまでアマテラス、ツクヨミの名前も出て来てるから、そりゃそうですか。
 しかしこの段階でそんな話を持ち出して来て、神主の狙いはどの辺なんでしょうねぇ。風神録でちょっぴり「中央神話vs土着神話」ネタをやりましたけど、今回もうちょっとその辺を深めるつもりなのか。しかし、その辺やると結構大変な気もしますが……。


 そして、「侵入者はすべて捕まえた」というレイセンの言葉に「計画通り」とばかりほくそ笑む僕らのゆかりん。ほら、やっぱり腹に一物あった。首魁クラスが捕まればたしかに相手は油断する、と。そしてバトンは冥界組へ。


 で、一方の永遠亭ですが……お前ら何かしろ(笑)。
 一回くらい見せ場がないと、せっかく永夜抄の続編って触れ込みだったのに甲斐がないと思うのさ。
 まあ、両手の袖を合わせてる輝夜さんの立ち姿はけっこう好きだけど。


 それにしても、アレですね、現状一番肝を冷やしているのは、どう見ても藍様ですね。多分心臓バクバクだな。かわいそうに(笑)。
 とりあえず、序盤で藍がもちかけた紫の協力要請は、幽々子様は表面上断りつつしっかり受理していたわけですね。ただ、幽々子が協力するというのを、内面が表に出そうな藍や妖夢には知らせなかった、という事でしょうか。
 で、次回幽々子様がどう動くか。あと霊夢の方はどうなったのか、という辺りで、次回。