今頃ガンダム00視聴 ファーストシーズン17、18話


第17話「スローネ強襲」


 ご対面。
 とりあえずトリニティ次男がスーパーチンピラ野郎である事が判明。ナイフちらつかせるってどんだけ(笑)。
 そして声優に詳しくない私でもその名を噂に聞く釘宮女史。歴戦のツンデレ声優さんですが、今回のネーナさんはヤンデレである模様。そして不意を突いて刹那くんにキッシング・アンダー・ザ・プトレマイオス。しかし何故刹那。まぁ確かにお付き合いする相手としてなら、アレルヤとかお世辞にもオススメ出来ないけどさ(ぇ
 ティエリアは……惚れさせる事さえできれば、コントロールしやすいかもね(何の話だ
 ロックオン兄貴は俺の嫁だから却下だ(黙れ


 で、堪え性のないティエリアさんは案の定さっさと中座。ついでにネーナさんも中座したと思ったら、ヴェーダにアクセスしてみせたりしました。ティエリアさん、激昂してつかみかかるくらいするかと思ったらそうでもなかった。自分の庭を荒らされるの人一倍嫌いそうなタイプなんですけどね。


 結局、プトレマイオスクルーはこっそりスローネのデータを奪取。まぁそれくらいしたたかじゃないとね。



 後半はスローネ三兄弟大暴れの図
 とりあえず、いろいろ知り過ぎたエイフマン教授さんを抹殺に来たそうです。理由がそんな極私的なものであっても、目標が軍関係なら大っぴらに攻撃してOKと言わんばかりなのは、これまでのソレスタルなビーイングの人たちとはずいぶんな違い。一応刹那くんたちは、軍が動いた時には攻撃してたけど、軍が存在しているだけの場合はターゲットにして来なかったような気がするし。超兵の養成所の場合だけ例外ですが、あれは表向きに動くのを待っていたら手を出せない場所ですからねぇ。
 トリニティのみなさん的には、軍組織は存在するだけで攻撃対象と。


 で、スローネツヴァイに攻撃を仕掛けるフラッグ隊。けっこう統制とれてます。少しは善戦できるのかと思ったら、グラハムさんの部下のハワード・メイスン氏が散ってしまうのでした。
 まぁさすがにガンダム相手ではつらいかな、という流れ。そしてフラストレーション溜めたところで次回へ続く。



第18話「悪意の矛先」


 高笑いくぎゅ可愛い(えぇ〜


 とはいえ、戦況は散々。まぁ、もともと刹那くんたちは4機別々に行動する事が多かったんで、それに比べると連携しているスローネ3機はさらに攻略が困難なわけで。これはもう本当に手がつけられない状態。


 サジ君のお姉さん、どっかの軍人さんと接触してガンダムの情報を聞き出す。しかしその軍人さんは暗殺されてみたり。死ぬぜぇ、ガンダムの姿を見た奴はみんな死んじまうぞ!(違


 そして、ネーナさんが気まぐれに民間人を吹っ飛ばし、ルイスさんとその家族が奇禍に巻き込まれる事に。まさに通り魔。
 トリニティの長男も、一応形ばかり咎めてはみるものの、特にどうこうもせず。この3人の中では常識人に見えますが、この応対を見る限りでは内実は似たり寄ったりの模様。


 このシーンについては、何というか、感想に困るというか。上手く言葉が見つからないなぁ。いや、「ネーナ最低だ」って言えば済むといえばそれまでなんですが、それは私の主義に反するので(何
 なんだろうなぁ。ガンダムWの張五飛は「弱い者が戦うな! 弱い者が戦うと暴走して悲劇を生む!」というような事を(多分)言っていましたが、これもその一変形なんでしょうけどねぇ。トリニティの兄二人はネーナを何だかんだで甘やかしてる感がありますし(次男は民間人に発砲した直後に、ネーナへ「疲れてるんだよ」と声をかけてます)。けど、自制心と克己心を持たない者が武器を手に取るというのは怖い。
 もし、ネーナの心に魔がさした瞬間、彼女が生身だったら。せいぜい石を投げ込むしかなかったんだろうと思いますが。その辺がどうにもね。
 とりあえずはアレだ、「荒んだ心に、武器は危険なんです!」とだけ言っておいてここは保留にしておきましょうか(ぇ


 一方、民間人の多数働く軍事工場にまで攻撃を受け、堪忍袋の緒が切れたグラハムさん。矢も盾もたまらず馳せ参じます。
 そしてガンダムに単機で突っ込む! 圧倒する!

「今日の私は、阿修羅すら凌駕する存在だっ!」

 Sugeeeeeeee!!!
 これはさすがに大興奮。ここまでの鬱憤が噴き出す勢いに加え、ガンダム相手にフラッグでここまでやるとは。
 おうともさ、やはりガンダム以外のMSが時には輝いてこそですよ。長らく不遇だったガンダム量産機界に春が来た!(えぇ〜
 ともあれ、ガンダムの片腕を落とす活躍のグラハムさんは間違いなくここ数話でのMVP。やってくれるぜ。



 しかしその後のシーンで再びどん底の鬱展開なのでした。
 まぁ、前の話あたりから、ルイスさんに不幸フラグは立っていたんですけどね。一方で、ネーナさんの方には加害フラグがほとんどない状態でしたから、非常に心の整理に困る展開ではあります。狙ってるんだろうけど。
 物語を語る際には、特にエンタメだとやっぱりある程度のセオリーがあって、たとえば戦死する間際の兵士が「愛してるよ」とか言っちゃったり、サラダがどうとか言っちゃったりするのが典型的な、いわゆるフラグでありますが(ぇ
 それは物語の効果を高めるために自然と定着したセオリーなのですけれど、そしてこの00のルイス・ハレヴィの悲劇もその段取りは着々と進んでいたのですけれども、一方でそれを為すネーナの側は、そんな段取りなど何もなく、唐突に悪意を放つのでした。
 悪意とはそういうもの。ある意味でこの展開は、非常にリアルです。
 ただこの出来事で、どう考えて良いか分からない部分というのは、このネーナの行為ってテロですらないんですよね。テロとは何かしらの政治的要求を、無差別な暴力によって通そうとする事だから。ネーナのは単なる愉快犯なのです。そういうのが、ここまでのソレスタルビーイングのドラマの中に割って入って、さてどうするつもりなのか、というところなんですけどね。


 一方、トリニティ兄弟の民間人への度重なる行為に、しびれを切らした刹那は勝手に介入行動へ移るのでした。その気持ちも分からなくはない。
 刹那にとっての「ガンダム」は、戦争状況に巻き込まれてしまって二進も三進もいかなくなった自分や、それと同じような境遇にいる人たちを死から救うモノ、なのでしょう。だからアザディスタンで戦闘に加わった子供たちを助けられなかった時、彼は「俺はガンダムになれない」と呟いたわけで。
 そういう刹那にとって、民間人を逆に無造作に殺して回るようなモノが「ガンダム」である事は、それは許容できない。
 そんなわけでついに次回、刹那とトリニティ兄弟が衝突するのか……というところで次回。けどなんか予告ではロックオン兄貴のお話のようでもあり。どうなる事やら。