今頃ガンダム００視聴 セカンドシーズン第３話、第４話
第３話「アレルヤ奪還作戦」
ネーナさんは完全に王留美さんの手駒状態なのか。ファーストシーズンで、せっかくトリニティと接触したのに三人組のピンチ脱出に何の役にも立ってないなと思ったら、こういう伏線だったのか。ワンさん怖い人。
で、サジ君は「うちのとこは平和だったのに！」というも、「自分だけが平和ならそれで良いのか」と言われて答えに詰まる。なかなか痛い質問。
まぁ、そう聞かれると良くないような気がするわけですけど、まして目の前にいる刹那君は平和じゃないとこにいた人なわけだし。けど、「誰だって不幸にはなりたくない」っていうのも当然の本音ですよねぇ。
自分のところだけが平和ならオールオッケーとも言えないけど、だからって今の安全で平和でそこそこ幸福な生活を捨てる事も容易じゃないし。まぁサジ君はそれを壊されてしまったんで恨み事を言ってるんですが……。
さて、どう動くのやら。
一方、スメラギさんは渋りながらも戦術を立案。自信なさそうにしてる割りにはトンデモない作戦なのであった。まさか海面衝突から津波発生とは。
なんというかこの人も、度胸あるんだかないんだか（笑）。
そして。そしてそして……。
「残りの二分でもう一人を助けたらどうだ？」
……あのティエリアさんが、ミッションから外れた行動を自分から言い出しているだと……！
しかも体を張ってその穴埋めをしているだと！？
ちょ、ちょっとどうしちゃったの、何か悪いものでも食べたの？（ぇ
なんか本気で、この４年間で色々心境の変化があったらしいなぁ、ティエリアさん。旧ロックオン兄貴の爪の垢を煎じて毎日飲んでいたとかだろうか。
……ありうる（マテ
一方の新ロックオンことロックオン弟。
ＭＳ操縦経験なし、と言いつつ、とても初めてには見えない挙動で敵と渡り合っていました。やっぱこの辺何か裏がありそうね。
そして、ロックオン弟が事前に流した情報に合わせてカタロンも行動し、囚われてた同胞を助け出していたのでした。なるほど、やっぱそう言う風に動くわけか……。
で、これについては、次の回に若干引っかかるところがあったんですが……
第４話「戦う理由」
ロックオン弟、ラッキーを幸いフェルトさんを籠絡するのかと思ったら、そういうわけでもないという口ぶり。まぁ、「いちいち比較されてたまるか」というのは分かる心境ではありますが。
……本当は内心がっかりしてたかも知れないけどね！（えぇ〜
そして、ですです口調のオペレータさんに「恋人なのですか？」と聞かれ、完璧なシンクロで否定するお二人に爆笑。しかも眉一つ動かさないというｗ
もう、何なんですかこの二人は。
……さて。セカンドシーズンに入ってから、何となく引っかかってたことがあったのですが。そのモヤモヤを、アロウズの嫌味な灰色髪の指揮官さんが言い当ててくれました。
この回の戦闘で敗北を喫して、無能っぽく印象付けられてしまうその人ですが、意外に良い分析してたと思うんですよね。
どこっていうと、
「現在のソレスタルビーイングは私情で動いている」
……というところ。
そうそう、それもファーストシーズンと大きく違ってるところなのでした。この第４話まで、プトレマイオスの行動は行き当たりばったりです。
何より、ファーストシーズンまでの彼らなら絶対に大問題になってたハズなのが、彼らの作戦にカタロンがタダ乗りしていて、あたかも手を組んだかのように見えるところで。
そもそもソレスタルビーイングというのは、特定の主義主張や国家や宗教に関わらず、あらゆる戦争行為に武力介入する組織だったはず。つまり、特定の陣営に肩入れしたら面目が立たないわけです。前回のアレルヤ奪還作戦で、カタロンの動きをマイスターたちは見ているわけですから、私はてっきりこの第４回で問題にあがると思ってたんですけど、あがらないんですよね。
本来の理念に沿うなら、ソレスタルビーイングはアロウズはもちろん、カタロンも攻撃しなければならないわけですよ。ひどい事をやっているのはアロウズで、、カタロンはそれに対抗する組織だったとしても、それでも「お前ら戦争はするな」というのがソレスタルビーイングの理念だったわけです。しかし現在のプトレマイオスクルーに、どこにも属さない超然とした武装組織としてカタロンにまで武力介入が出来る、というようには見えないんですよね。ていうか、やろうとしたらロックオン弟がケルディムガンダムごと敵にまわりかねないし（これは刹那が招いたチョンボですが）。
現状のソレスタルビーイングは従って、イオリア・シュヘンベルグさんの理念とか、ヴェーダの計画とかとも切れた状態で、とりあえず「アロウズやばいからアロウズ潰そうぜ」的に動いている私兵集団状態、なのでした。
もちろん、スメラギさんが復帰したことでまた変わるかもしれませんし、最終的には暗躍しているロックオン弟にどう対処するかで、スタンスが決まるのかなとは思いますが。
ていうか、ロックオン弟をスカウトしてきたのも、サジ君をずっと同行させてるのも、マリナを送るからってサクっと行き先をアザディスタンに出来るところも……なんか全部成り行き任せな感じがありますしね。ていうかサジ君どうするつもりなの。なまじマイスターとプトレマイオスクルーの顔も見られてるし、下ろすに下ろせなくなってるだけじゃないのか？（笑）
……と思ったけれど、良く考えてみるとサジ君のカタロン疑惑は晴れたわけじゃないのか。そうすると元の職場にも戻れないのかも。
さて、そして新キャラクター（笑）のミスターブシドー登場。
……いや、まぁ、なんというか。こんなに正体バレバレな仮面キャラも珍しいというかｗ SEED Destinyのフラガ仮面より分かりやすいよ？（笑）
多分カティさんも、ソーマさんも、内心で「グラハムだ」「グラハムだ」とか思ってるのでしょう（ぇ
まったく、どっから武士道が出てきたんだか。阿修羅すら凌駕する存在って仏道に信心したって意味だったんでしょうか。良く分かりません。
で、戦闘の方は、水中用ＭＡとケミカルボムでプトレマイオスの動きを封じる作戦。
初動は完璧ながら、詰めが甘かったという展開でした。まぁ、もしガンダム出撃してきたら、新型のＭＡとはいえ１機でガンダム４機相手にどうにかできるとは思えないしねぇ。
とりあえず、ハレルヤを失ったアレルヤはパイロット能力がダウンしている、と。前回、囚われていたのを開放されていきなりアリオスに乗ったと思ったら、初乗りとは思えない機動でガンガン活躍してらっしゃいましたが、名アリのパイロット相手だと苦戦しそうですねぇ。
そして、カタロンの援軍で、アロウズは撤退と。これじゃ本当にカタロンと手を組んだようにしか見えないが、さて、復帰したスメラギさんはどうするのか。
ああ、そうそう、スメラギさん復活について、無駄にサービスシーン入ってて笑ったｗ とりあえず時間が余った時にトレミー内でランニングでもしないとね！（余計なお世話
そして、失意のビリー・カタギリさんはアロウズに復帰するのであった。恨み晴らさでおくべきか。
そんな感じで。差し当たりカタロンとの距離感をどうするのか（ロックオン弟の事も含めて）が気になりつつ、次回。
