星界の報告
自然科学寄り道中。
言わずと知れた天文学のエピック。まぁ、当面天文学に深入りする予定はないので、さらっと。
小冊ですが、その中でさらに、論述的な部分よりも、とにかくひたすら観察結果を列挙しているパートが多く、はてどう読んだものか、と戸惑いながらページをめくった感じはありました。が、巻末解説を読んで少し納得。
要するに、アリストテレス的・観念的な天体イメージが支配的だった中で、望遠鏡という新しい道具を用いた「事実による認識の更新」のビッグウェーブが来たわけなのですね。本書がその流れの中核の一つだった、と。
こういうの、やはり実際読んでみないと、流れの感じ、感覚が掴めないものです。
とりあえず上記の認識を得たところで駆け足で本書を閉じました。そんな機会があるかどうか甚だ怪しいものですが、もし天文学にガッツリ取り組む機会があったら、戻って来るかも知れません。
今回はそんなところで。