ボトムズ襲来の日
職場である書店に出勤したら、スタッフのみ立ち入りできる仕分け室の棚に、韓流スター(チャン・ドンゴンとか何とか言う人)の顔がでかでかとプリントされた紙袋が。
基本的に女性比率の高い書店にて、「誰のこれ〜」といった話で朝っぱらから盛り上がります。で、中に何が入っているのかを一人が覗いてみたところ。
出てきたのが――ボトムズのプラモ。
……えっと。意味不明です。謎です。どこから突っ込んで良いのかわかりません。
おまけに、誰の所有物だかまったく分かりません。朝の某大型書店自然科学書売り場に、ミステリアスな空気が流れます。
しかしそれより私が忘れられないのは、そのプラモを見た、とある女性社員さんの反応でした。
彼女は私より3〜4年年上だったかな? 以前、売り場内で同僚に『北斗の拳』のコミックスを貸していたという前科のある人なのですが。今日のリアクションも奮っていました。
「ちょっと待って、あたしダメなんだよ〜。ボトムズとか
エルガイムとか見ると熱くなっちゃうからさぁ」
……いや、うん。間違ってるから。
二十代の女性の口からこぼれる言葉としては絶対間違ってるから!
結局、そのプラモは別な階の課長さんが、私の先輩にあたる某男性社員Y氏にプレゼントしたものであることが発覚。Y氏が「エアブラシ手に入れた」と語っていたのを聞いて、記念にあげる気になったのだとか。
そーなのかー(呆れ
そんな、楽しい職場風景。オタク度が高いぜ高いぜ、高くて死ぬぜ。