リカバリーとか

 長編執筆を終えて、次の長編に取り掛かるまでの二ヶ月間。
 こういう時に、良い本を読み、良い映像作品を見、良いゲームをやり、そして良質な息抜きをしなければなりません。
 アウトプットだけでは、創作家は枯れてしまいます。


 最近の作家や、あるいはテレビの芸人なんかを見てても思うんだけど、アウトプットだけを強要されて、インプットする暇がなかなか無いのが、ちょっとかわいそうだよなぁと。
 バラエティ番組のプロデューサーとか、使い捨てにするのを前提に芸人使ってるもんね、と思ったりする。
 作家にしたって、昔は編集者が、作家を徹底的に鍛えて育て上げてたっていう話を聞くんだけど、今は新人賞で拾って、売れるだけ書かせて売れなくなったらポイ、っていうイメージが強い。


 そんな時代だから、自分で自分を枯らさないよう、常に栄養を補給することを意識していかないと、仮にデビューできても使い捨てされるだけ。
 なんていうか、創作する者にとっては、厳しい時代だよねぇとか。