キルビル


 ……まあ、なんというか、アレです。
アメリ」に感動して、もっと映画見よう! と思って、借りてくるのがこれです。キルビルタランティーノ
 突っ込み待ちなので、突っ込みたい人は「なんでやねん!」と一言、コメント欄へどーぞ(ぇ


 いや、だって、ねぇ。
ガンダムハンマーを振り回す女子高生が登場するらしい」って聞いたら、そりゃ見るでしょう?w


 というわけで、1,2と連続で視聴。
 そうしたら、これがまた素晴らしいバカ映画でして(笑)。
 まあ基本的には復讐劇で、冒頭の銃撃戦からナイフを使っての格闘シーンとかは割とまともなアクション映画なのですよ。それなのに、ヒロインがわざわざ沖縄に立ち寄って、ハットリハンゾウなる刀鍛冶に日本刀を作らせ。
 で、それを東京にある料亭で、ジャージ姿で振り回すというトンデモ展開にw
 で、迎え撃つのが鉄球女子高生ゴーゴー夕張とくれば、もう何をか言わんや。


 いや、この料亭での殺陣シーンはなかなかステキでした。
 いかにもアメリカのエンタテインメント作品っぽいアクションが入ったと思ったら、突然時代劇そのまんまのタテが入ってみたり。違うベクトルのバイオレンスが入り混じって、何がなんだか(笑)。
 そして何より、ゴーゴー夕張の鉄球さばきの素晴らしいことw
 アレです、数々の香港アクション映画を見てきた私の目で見ても、大満足の出来でした(本当かよ


 第二部に入って、舞台もアメリカに移り、ようやくまともな展開になるかと思いきや、なぜか突然、数年前の回想シーン、ヒロインが中国の拳法マスターの元で修行するエピソードが挿入されて、またもやベタなアジア映画ノリにw
 ていうか、修行シーンとかね、三十年前のジャッキー・チェン映画とやってる事まったく一緒だから(笑)。
 挙句の果ては、北斗神拳ライクな必殺奥義まで登場する始末。
 ていうか、いっそ誰か、タランティーノ監督に北斗見せてやればよかったのに。そうしたら、天下のアメリカ映画で「たわば!」とか聞けたかもしれないのにさー、みたいな(マテ


 とにかく、そんな感じのバカ映画です。
少林サッカー』を見て至福を覚えた私のようなB級センスの男には、たまらない一作でありました(笑)。
 やっぱ、エンタメやるのに、半端なリアリズムなんか持つもんじゃないよね、っていうことを再認識させてくれた意味では非常に有意義。