トーマの心臓
- 作者: 萩尾望都
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1975/01/01
- メディア: コミック
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勤め先の同僚に借りて読む。前々から、名前だけは(主に森博嗣がらみでw)聞いていたのもあり、一度読んでみたかった話。
少年同士が睦みあうお話なのに、読んでいるうちに抵抗を感じなくなってしまうのは、やっぱりこの絵柄を含めた作品の空気のなせる業でしょうかね。
ストーリーラインはそんなに難しいものじゃなくて、作中で秘された謎なんてむしろシンプルな部類に入るだろうに、各キャラの描き方の上手さと、動かし方の上手さでぐんぐん読み手を引き込んでいくあたりは、流石は音に聞こえた萩尾望都、というところ。
まあ……作中、ユリスモール氏がこんなに頑なでなければ、お話は半分以下の長さで終わったものとは思われますが(笑)。
お気に入りキャラはオスカー氏。こういう、さりげなく気配り野郎なキャラがなぜか好きな私ですw
エーリクも良い子だけどね。あと、エーリクにからかわれてる先生が最高ですw
同じ人から「ポーの一族」も借りているので、そちらも近々読む予定。さてさて。