いろいろ読んでみた
今回の小説を構想するにあたり、いかにもジャンプとかにありそうな特殊能力者同士の抗争もの的なものを組もうとするにつけ、「そもそもそういうの読んでなさすぎ」という事に気づく。
というわけで、先日マンガ喫茶にて色々読んでみた。
……色々って言っても、仕事終わってから終電間際まで、まあそんなに時間が潤沢なわけでもなく。
とりあえずワンピースと……あとなぜか『BLACK CAT』読む私(ぇ
まずワンピースですが、これは面白いなと。
やっぱ人気出るだけの事はある。ウソップ出てくる手前あたりまでしか読んでませんが。
ルフィの性格設定が上手いんだなぁ。基本的に能天気なキャラだから、彼を中心に動かしてる限り話が必要以上に鬱方向には行かない。それでいて、最後の最後、ここぞっていうところで怒りを見せてシリアスをする。その怒り方も、やたら怒るんじゃなくて、どっかに不敵な笑みを浮かべるくらいの余裕は隠してある。
そのさじ加減が上手い。なにかっていうとすぐ、シリアスから鬱方向に文章が入ってしまう私としては、こういう呼吸は見習いたいところ。
もう一つのBLACK CATですが。
……まあ、あれだ、正直、某所でイヴというキャラを見て心惹かれて手に取りました、っていうね。やれやれだぜ俺。
それでまあ、これも結局、いろんな能力者が出てきて、それとバトルする話なんですが……話として、読んでいて面白く思いつつも、「ああ、やっぱツライんだなぁ」と。
何がかっていうと――結局そういう話って沢山あるから、キャラの特殊能力の出所、なんでそんな能力が使えるのかっていう大本の設定とかはどうしても似たり寄ったりになりがちなんですね。
で、この作品なんかだと、道教とか気功を持ってくるわけです。世界観はヨーロッパっぽいのに。
別に悪いわけじゃないのだけれど、作品内のほかの要素とのつながりがなくて、けっこうバラバラな印象がありました。まあ……途中までしか読んでないから、後半また違ってくるのかもしれないけど。
要は、既にこういう「特殊能力者同士のバトルもの」っていう分野自体、かなり飽和状態にあって、設定部分はよほど変なもの引っ張って来ないと他作品とダブったりしそうだな、という。
やれやれ。
……他にも読み終えた作品の感想とかあるんだけど、それはまた明日。