手抜きの創作作品はこの世で5番目くらいに嫌い

 日誌更新はしばらく停滞する、と言いながらさりげに更新してみたりする私。
 東方儚月抄のコミック感想がこの時期なのをすっかり忘れてました。他にも、読後感が劣化しないうちに感想書いておきたいものがちらほらあるんで。




 そういえば、先日実家で夕飯食いながら、たまたまついてた『幻十郎必殺剣』とかいう時代劇見てたんですが。
 なんか最後、敵の大ボスみたいなのが主人公の幻十郎さんに銃を向けるんです。で「勝ったな」的な事を言ってるわけです。
 幻十郎さんは剣客なので武器は剣のみ。射撃武器で一方的に攻撃される絶対絶命のピンチ!
 ……なのに、何故かその敵さんが、銃を構えながらじりじり相手に近付いて、幻十郎さんの間合いまで接近したところで発砲。弾は肩を射抜いただけで、カウンターに顔面ぶった斬られて悪役の人が敗北という流れでした。


 なんというやる気のない殺陣。
 なんでわざわざ、自分の有利を棒に振って、剣持ってる相手に近付いて行くんでしょうか。むしろ自分の有利な距離を確保しようとするのが自然でしょ、そこは。脚本家、監督、殺陣師、誰の責任かは知りませんが、やる気なさすぎだろうと。ちょっと考えたら、変だって分かるだろうと。
 見てた祖父母も失笑してました。


 その前の前の回だったかなぁ、相手の剣を居合い抜きで下から上へ弾き返すシーンがあったんですけど。
 相手の刀を弾いた直後、カメラのアングルが幻十郎さんの正面に変わるんですね。当然、居合いに抜いた後ですから、腕にも力が入り、また腰も捻られていなければなりませんが。
 正面からのアングルに変わった時、幻十郎さんは棒立ちで、腕もただ上に、バンザイしたみたいにただ伸ばしてるだけでした。
 おいおい、アニメの画面の方が、まだしも理にかなった体の動き、表現するぜ?


 週一回の放映で、撮影とかも大変なのかも知れませんが。
 それにしたって、天下の全国放送で流れる作品が、こんなやる気なくて良いのかねぇ。
 ……なんだかなぁ。