国文学 解釈と鑑賞 1982年3月号 特集「寺社縁起の世界」
以前、都電荒川戦散歩した帰り、早稲田の古本屋で、たったの250円で買ったのがこれ。
まあ刊行が古いんでこんな値段だったのでしょうが、その割りに内容は素晴らしく充実してて、ホクホクでした。
無論、こういう古い文献を読む時は、その後新しい発見や新説などで内容が覆ってる可能性があるので注意しなければいけませんが。それでも基本的な情報を得る分には、これで十分すぎる。
やっぱ、ただ興味の向くまま、雑学的に拾い集めてるだけの知識だと、関心の向かない方がまったく手薄になってしまうんですね。
なので、この記事みたいに「日本中の寺社縁起を60ピックアップして、その概要と解説を網羅」というような、絨毯爆撃的に基礎部分を一気にドンと押さえられるというのは、やっぱり重宝します。
恥ずかしながら、京都の清水寺とかも観光寺っていうイメージしかなくて、あんまり関心持ってなかったんですけど、坂上田村麻呂と関わりが深かったりしてて結構面白い寺なんですな。へぇーっていう感じ。
まったく我ながら自分の不勉強が情けない。基本が全然なってない。まぁ嘆いてばっかでも仕方ないんで、とにかく今からでも知見を深めていくしかないですね。がんばろ。とりあえず現在、この記事のうち気になったものを自作のデータベースに起こす作業をちまちま進め中。やばい、楽しい。
とにかく面白かったです。ようやく古書店の上手な利用の仕方が分かってきた気がするんで、次につなげたいと思います。さぁ、お金溜めて、神田古本まつり行くぞ!