コミック東方儚月抄 第十六話


 水もしたたる良いゆかりん(何
 というわけで、冒頭からなんかゆかりんが雨にうたれたり、波にのまれたりしてて、なんじゃこりゃな展開(笑)。
 というか、登場1コマ目、なんかルージュひいてるように見えて、ちょっと新鮮でした。


 で、レミリアvs依姫戦。レミ様優勢で進んでいたようですが……。
 まあここまで守勢にまわる事のなかった依姫に一矢報いたあたりはさすがというところでしょうか。しかし美しい方が勝つ弾幕勝負じゃなかったのか(笑)。肉弾戦一辺倒のようす。
 で、日の光にあわてて日傘をさすのでした。太陽光には弱い、って建て前だものね。


 一方の幽々子妖夢組。
 永遠亭に行くのかと思ったら、紫の明けた道で月へ行ってしまいました。あれ……永遠亭の連中はいつ話にからむんだ?(笑)
 そして、折れ曲がった紫の傘を見て、珍しく真顔で考え込む幽々様。何かを了解した様子でした。ていうか……この二人本当にツーカーの仲だねぇ。読者私にとっては、相変わらず何が何やらですが。


 場面戻ってレミリアvs依姫戦。
 あいかわらず挑発に弱いレミリアさん。弾幕を放つと、依姫さんはアメノウズメを神下ろしして対抗。
 ……えっと。アメノウズメ?


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%8E%E3%82%A6%E3%82%BA%E3%83%A1


 これはまさかの依姫さん半裸フラグですか!?(黙れ
 ……というのはまあ冗談ですが。東方だしねぇ。たとえ服が破れてもエロ度が上がらない唯一の同人ゲー、それが東方Project


 で、結局体術に切り替えたモケーレ・ムベンベさん、最後はあっけなく敗北。


 まあねぇ。アマテラス呼ばれたら、そりゃお嬢様は負けるよね(笑)。
 勝てるわけがないんで、結末だけ見れば非常に腑に落ちる結果でした。


 そうして結果から振り返ってみれば、なるほど「レミリアが一番呆気なく負ける」というのは最初から道理だったんですね。
 非常に強力だけれど、その裏腹で弱点もはっきりしている、というのが東方世界の吸血鬼の基本設定でした。
 一方、依姫は神を呼び出す事で相手に対処するわけで。臨機応変、相手に効果のある神様を選んで下ろしてくればいい。であれば、弱点が一番はっきりしている吸血鬼は一番対処が楽であると。Q.E.D.


 んー。やっぱなんだかんだで、儚月抄は細部までよく練られた話なんだなぁ、とは思います。使ってる論理は特殊だけど、その特殊さの中での整合性はかなり考えられてるのかなぁと。
 ただ結局、分かりにくいんですけどね。


 しかしそうすると、依姫のやり方で一番相手にしにくいのは、ヒョウタナマズで捉えどころのない霊夢なのかな、とも。
 次に依姫vs霊夢戦があるのかどうか。引き続き追っていきます。