首都高をゆく


首都高をゆく (イカロス・ムック)

首都高をゆく (イカロス・ムック)


 今回の東京彷徨のタネ本の一つ。
 たまたま見つけて衝動買いした本でした。


 首都高の歴史から、具体的な工法の解説、さらに首都高が好きなで活動してる人達へのインタビューなどなど、多彩な内容を多くのカラー写真で紹介していく本。なかなか楽しめました。
 まぁ、いわゆる「土木萌え」な人たち向けの本なのですけどね。どんな業界にもマニアはいるもので(笑)。


 上の東京彷徨で触れた、築地川埋め立ての経緯や、日本橋の真上にどうやって高速を通したかの苦労話なんかも載っていたりします。
 考えてみると難しい事なんですけどね。日本橋首都高で散々に言われてるのと同じ人たちが、レインボーブリッジなど東京の顔となる素晴らしい仕事もしてるわけですし。


 とりあえず、こういう仕事に就いてる人達もいろいろと苦労しつつ難事業のブレイクスルーをしていたんだなぁと感心したりしつつ。文章も簡にして要、読みやすくて面白かったですよ。
 あと、首都高って今も着々と作られ続けてるんですねぇ。車に乗らない私は全然知らなかったのでした。
 ともあれ、普段読まない分野の本に触れるのは楽しいものです。「東京」を新しく読書テーマの一つに加えてから、読む本の幅も広がってなかなか良好でありました。