ナウマクサンマンダボダナンメリクリソワカ

 ISIS本座で連載されてる「バジラな神々」がやたら面白い。
http://www.honza.jp/author/3/takahashi_hideharu


 これが無料で読めるというのは、なんというか贅沢過ぎる。
 そうそう、こんな感じで広範囲の「知」が複層的に織り上がるような、こういうのが好きなんですよ。私もこういう知が欲しいんだよ(笑)。
 初期の京極夏彦作品での、京極堂の蘊蓄にも、こういう雰囲気がありました。近作での京極堂は蘊蓄するにも系統立ち過ぎていて、イマイチ物足りないんだよなぁ。大人しすぎる。個々の学問分野に携わる人は、厳密に系統だってやらなきゃいけないのはもちろんだけど、私が個人的に魅せられてしまうのは、自在に分野や場所や時代を飛び越えたり、連結したりしてしまうこういう知なのでありました。
 今後、どこまで連載が続くのか、非常に楽しみです。


 千夜千冊も上のISIS本座に引っ越しましたが、以前までと違い前回と話題を引き継ぐようにして進めていくようで。しばらく金融や経済におけるランダムネスの話から離れなさそう。興味深いのは興味深いけど。個人的には前のスタイルの方が好きかな。
 まぁ読むけど。


 ともあれ、それにしても、セイゴオ先生の周囲の人たちは面白い事やってる人が多いなぁ。さすがというか何というか。