ルネサンス文化と科学


ルネサンス文化と科学 (世界史リブレット)

ルネサンス文化と科学 (世界史リブレット)


 山川から出ている薄いリブレット。
 一応、まだあきらめていない「年に100冊読む」目標のため、もうなりふり構わずこういう薄い本も投入していこうかと(笑)。



 まぁしかし、この本については、読み始める前に期待していたような内容ではなかったわけですが。もっと端的に、私の自分用ウィキに西洋の科学史のデータを付け足せるかなと思って手に取ったんですけど、ルネサンス期の人々の考え方・世界観の変遷、みたいな内容だったので。
 ちょっと論旨についても、このボリュームで語るには若干つらいかな、という曖昧な印象は感じましたが。まぁでも、これはこれで。


 むしろ、ルネサンス期に復活したヘルメス思想の特異さについての記述が腑に落ちたので、最近ちまちま進めてる錬金術関係の読書・関心の方にインスピレーションをもらえた感じでした。
 ポルタの『自然魔術』は一度ちゃんと調べてみたいね。



 そんな感じでした。