くすりの小箱


くすりの小箱  薬と医療の文化史 (静岡大学人文学部研究叢書)

くすりの小箱 薬と医療の文化史 (静岡大学人文学部研究叢書)


 8月8日読了。
 たまたま縁があって手に取った、薬の文化史的な本。西洋史、日本史から、昨今の薬事情まで色々。


 正直、話題があちこちバラバラに散っていて、文化史的記事が欲しい人には統合医療体験の記事とか微妙だし、昨今の薬事情を求めるには歴史関連記事が若干冗長だしで、もう少し全体を貫く背骨が通せればいいのにな、という感じでした。
 まあでも、個人的にはバラの情報でも活用できる体制を(自分用ウィキという形で)とってるおかげで、まぁまぁ楽しく読めたかなと。
 うーん。まぁ要するに、興味ある情報だけ拾ったらそこまで、という読み方になってしまうので、ちょっと惜しい気はします。せっかく、個々の記事の濃度はけっこう深みもあるのでもったいないかなと。


 そんなところ。