江戸の天文学者 星空を翔ける
江戸の天文学者 星空を翔ける ~‐幕府天文方、渋川春海から伊能忠敬まで‐ (知りたい!サイエンス)
- 作者: 中村士,四六
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
江戸時代の知の動向に興味があって、前々から読んで見たかった本。
近代科学は明治時代から始まったような事を現代人は何となく思っていたりしますが、実は江戸時代人たちには反射望遠鏡を自作する事もできたし、地球が球体としては歪んでる事も観測で突き止めてたし、太陽黒点や土星の衛星の観測なんかもやっていたのでした。
個人的に、橘南谿が自分の屋敷に人を集めて天体観測会を開いたっていうのが気になっているのです。土星などの惑星や、天の川なんかも観測したそうで。
時代劇から想像できるよりも、はるかに江戸時代にはいろんな珍しいイベントや催しが行われていたし、文化的に多様だったんですよね。そういう事実を、まずは沢山集めてみたいと思っています。
そんな感じで。