クロスボーンガンダムゴースト7巻



 いつの間にか無印クロスボーンより巻を重ねているゴースト、ハイテンションなまま7巻に突入。今回もいろいろと引き込まれて読みました。


 まぁ、正直、サーカスの機体は歴代ガンダムのリアリズムから見ると特殊すぎていて、だからサーカスの機体同士の対決となるとミリタリー的な関心という点で少し低くなってしまうきらいはあります。
 しかし一方で、宇宙世紀100年代のマシンがそれまでに比べて小型化しているから、逆に第二次ネオジオン抗争までの大型なMSの中に着ぐるみの要領で偽装できるんだとか、相変わらず自由な発想による遊び心があって、楽しいんですよ。特に、ガザCの機体シルエットをそう使うか! という辺りは、もうお見事というしか。


 物語の展開については、過度のネタバレは避けますが、少しずつ、ファントムが「フォントが乗る機体」になっていく過程は、やはり面白いですし嬉しいです。フォントが戦闘のプロじゃないから仕方ないんですけど、やっぱ、この組み合わせはワクワクするので。
 個人的に、「強さ」で活躍する主人公よりも、とっさの機転で活躍する主人公、というのの方が好きなのですよ。だから、フォントはすごく私好みの主人公で、このシリーズを楽しく読めてる理由の一つだったりします。
 引き続き、楽しみに。