機動戦士クロスボーンガンダムゴースト 第9巻



 ネタバレ全開でいきますので未読の方は注意。
 ……つっても、ネタバレってカーティス・ロスコの正体だけどなw



 いやもう、とにかくこの巻は最高でした。特に中盤あたり、読みながらずっとニヤニヤしてた。シーブック=キンケドゥとカーティス=トビアとの関係が良すぎて、もう。この二人が直接会わないあたりがニクいわけですよ。トビアはもう、一組織の長として責任ある立場にあるから、キンケドゥと会う事で、フォントたちの前で少年トビアに戻るわけにいかないんだよね。シーブックもそれはわかってるから、近くにいても会いに行こうとはしないという、この距離感が良い(笑)。その上で、あのパンの意味がじわじわ沁みるわけです。
加えて、フォントとの関係性も生まれてきて、クロスボーンガンダムパイロット三代の交流というのが非常にこう、すんなり入ってきて。
 この巻で、ようやく私の中でカーティス・ロスコがトビア・アロナクスになってくれました。こんな嬉しい事ないですよ。このブログでは再三書いているように、私の中でトビア・アロナクスはわりと特別なのです。


 フォントの機転も相変わらずで、アクションシーンも楽しみましたし。いよいよ最終決戦という事で、とにかくただ続きを待つ、という気分です。


 いやほんと、このシリーズずっと読んできて良かったなぁ。拍手喝采しながら読み終えたのでした。
 ともあれ、そんな感じ。