スパイスなんでも小事典


スパイスなんでも小事典―おいしくて体によい使い方 (ブルーバックス)

スパイスなんでも小事典―おいしくて体によい使い方 (ブルーバックス)


 実は、6月半ばくらいから、自炊というか、料理を再び始めました。
 このブログの黎明期にちょっとだけやっていたんですが、結局やめちゃったんですよね。あの頃は一人暮らしでしたが現在は諸事情あって実家。食事はずっと家族に任せきりだったんですけど、自分なりにいろいろやってみたいという希望はあったので、再開した次第です。


 で、それに合わせて、メイン読書の合間に料理関係の本もちょこちょこ読んでたりします。レシピ集とか料理の基本みたいな本もですが、それ以外に、自分で料理始めてみた事で新たに興味関心の幅が広がったので、そこをちょこちょこ突いてみようかと。
 以前、東京散歩企画を始めたと同時に東京の歴史や地理に関する本を読んでた時期がありましたが、あれと同じノリです。新しい事を始めると、新しい好奇心の扉が開くわけで。


 本書は、見たまま、スパイスに関する雑学を詰め込んだ手軽な新書。非常に楽しみました。
 今まで踏み込んだことの無かったジャンルに初めて踏み込む読書ってやっぱり楽しいんですよ。誰も足を踏み入れてない、足跡が一つも無いまっさらな積雪の中をずんずん歩く感じ。
 料理や食材については、興味を向けたことが無くても、今までの人生でずっと身近にありつづけたモノでもあるんで、関連する知識を仕入れるのは非常に楽しかったです。それに、何でもそうですが、意外と知らない事が多い。


 「柚子こしょう」は胡椒ベースじゃない、とか、ローリエって実は月桂樹の事だとか。いちいち感心しながら楽しく読了。
 今後も、引き続き古典読みがメイン読書ではありますが、息抜きにこういうのもちょっとずつ読んでいきたいです。