2009-01-11から1日間の記事一覧

 ゼロ年代の想像力としての東方project

『ゼロ年代の想像力』を読んでいて、何となく思ったこと。 氏の論旨によれば、9.11同時多発テロと小泉内閣を踏まえたゼロ年代においては、人々は基本的に決断主義から逃れられないと言います。 ポストモダン状況の中で、社会が個人に「大きな物語」を示…

 決断主義者としてのキラ・ヤマト

以下、『ゼロ年代の想像力』から派生した私なりの思考メモです。 90年代、宇野氏言うところの「セカイ系」的な想像力が隆盛しました。オウム真理教事件などを契機に、「世の中の事はわからない、信用できないから引きこもる」「碇ゲンドウのような大人の言…

 ゼロ年代の想像力

ゼロ年代の想像力作者: 宇野常寛出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/07/25メディア: ハードカバー購入: 41人 クリック: 1,089回この商品を含むブログ (263件) を見る 正月に熱中して読んでいたのがこれ。 惑星開発委員会の「善良な市民」さんとして一部…

年末年始の更新ネタ消化1

新年明けましておめでとうございます。 例年、正月は実家で過ごしておりますが、今年はわりとゆっくり読書の時間にあてることができました。 そんなわけで、新年最初の更新は読書感想あたりから。 ともあれ皆様、今年もよろしくお願いいたします。