『東方風神録』ネタバレ感想


 というわけで、どうにか『東方風神録』を入手したので、軽くレビューしておこうと思います。ファーストインプレッションというのは、今この時にしか記せないですしね。


 というわけで以下ネタバレ注意。




 とりあえず、キーコンフィグが上手くいっているか自信がなかったのと、生来のチキンからまずイージーをプレイ。3機残して余裕の勝利。
 で、流れを把握した上でノーマルにトライして、一発クリアしました。
 この辺は、日ごろの鍛錬が実った成果でしょうかね。うん、頑張った。
 ボムも結構良いタイミングで撃ててたし。
 そしてエキストラに挑戦。こちらはさすがに初見ではどうもこうもならず。4〜5回挑戦してようやくエキストラボスに到達したくらい。


 今回、霊撃システムのおかげで道中でボムを気軽に撃てるようになった反面、ボス戦が一気にきつくなった。追い詰められる→霊撃→攻撃力減ってさらに追い詰められる、のジリ貧。特にエキストラがつらすぎる(笑)。
 まあでも、歯ごたえがあると思って地道に頑張りましょうかね。


 さて、では各ステージ感想。


   ★ステージ4 vs射命丸文


 道中の滝の演出がすごい。
 無論、滝をモチーフにしたゲームのステージとしては別に斬新ってわけでもなく、むしろありきたりなのだけれども、音楽と映像の綺麗さが良いからけっこうノれる。
 で、途中ザコ敵にカラスが出てきたところでおや? とは思ったのですが。
 あやややや。やはり天狗様登場。
 服も新しくなってます。本当、神主の寵愛を受けてるなぁ天狗。
 スペカ名は猿田彦つながりのものが割りと多いのかな。あと、「幻想風靡」は4ボスとしては破格のカリスマ(笑)。耐久弾幕=カリスマ、てわけでもないですが、演出が純粋に良い感じでしたからね。
 ともあれ、文のちゃんとしたスペカが見られたのは悪くないかな。
 そんなわけで、河童・天狗と日本の代表的妖怪を二連続で撃破しつつ、5面へ。


   ★ステージ5 vs東風谷早苗


 山頂に丸ごと移ってきた神社へ乗り込む、という感じの5面。
 ザコの攻撃きっついなぁ、とか思いつつもどうにかボスへ。
 東風谷さんはある意味巫女さんという事で。出てきた立ち絵の頭のあたりから覗いている蛙に10秒ほど硬直しつつも、弾幕開始。
 キャラはつかみにくいけど、弾幕はキレイですねこの人。五芒星がスペカの中で強調されるのは妖々夢の橙以来。まあ、ペンタグラムはいろんな宗教や国、地域で魔術的意味を持ってますからね。それにしても展開のキレイな弾幕だ。
 あと、「海が割れた日」は何事かと思った。ビジュアル面でも驚いたけど、自機狙い弾の鬼っぷりにも驚いた(笑)。切り返しきっついので決めボム地帯かも。
 ちなみに、奇跡「神の風」より、その前の「準備」の方が難しいという謎仕様(笑)。


 なんか、パッとキャラがつかみにくいわけですが、これはある程度は5ボスの宿命なのかなという気もします。妖夢も株をあげたのは永夜抄で自機になってからだと思うし。
 次回作以降、そのうちキャラが立ってくるでしょう。きっと。


   ★ステージ6 vs八坂神奈子


 霊撃が撃ちやすいと思ってとんでもない量の弾撃ってくるザコに絶望した!(ぇ
 などと言いつつ。息切れしながらも6面道中を乗り切ります。
 今回、6面は中ボスいないのね。ここで東風谷さんが出てくれば少しはキャラ立ったのに、とかも思いますが。どうあれ、ラスボス様のご降臨です。
 ……なんか、色んな意味で今までにない感じの斬新なお方が登場。
 これが神様か……とか思いつつ戦闘開始してみる。いきなり「エキストラですか?」って感じの通常弾幕が降って来るのにも笑いましたが。
「エキスパンデッド・オンバシラ」とかでいきなり詰みそうになって「うぉぉぉぉぉっ!?」とか思わず言いつつ必死に霊撃したりしてましたが。
 いやー、うん。まさか東方キャラがキャノン砲4門装備でハイマットフルバーストしてくるとは思わなかったぜ(笑)。
 素で「なんじゃこりゃー!」とか言いながら必死に切り返す私(笑)。
 無論あれは柱、なんですけどね。けどその先端から弾が出るんじゃねぇ。キャノン砲と言われてもしょうがない(笑)。案の定、ネット上では早くも「ガンキャノン」とかいうあだ名が広まってるし。あーあ(笑)。


 意外にキャラとしては嫌いじゃないですが。なんだかんだで結構威厳もある……ような気もするし(笑)。何故か断言できない私。
 でも何だかんだで、日本の神様を新しいキャラとして「カリスマがある」「いやない」とか言ったり主張したりできる存在にしたっていうのは、そういう意味では神主は今回も良い仕事したって事なんだろうな、って思います。だって今まで、日本の神様なんて一般の人たちには見向きもされなかった、忘れられた存在だったんだから。
 このゲームによって、少なくとも数万人の人たちが「日本の神様」のことを少しだけ思い出す。それってすごい事だよね。

   ★エキストラステージ vs洩矢諏訪子


 誰が予想しただろうか、エキストラボスが蛙だなんて(笑)。
 もう今回、神主がはっちゃけ過ぎで素敵。それでいて難易度高いし。


 そもそも、中ボスに6面ボスが出てくるというのも初の事なわけですが。神奈子さんがあの派手さなのに比べて、諏訪子さんが見た目地味なので余計変な感じに(笑)。
 でもなんだかんだでステージの雰囲気とか好き。作中セリフにもあるとおり、祭りとは神様と遊ぶこと。そういう意味では、こんな感じのノーテンキなキャラがExボスで正解なのかもね。
 本来、シューティング、それも弾幕シューティングなんていうのは緊張感をずっと強いられるシビアなゲームで、従ってゲームの、ステージの雰囲気などもどちらかというとハードでストイックな感じになっていくものなんですが。
 東方はそうじゃなくて、むしろみんな陽気でのん気だったりする。BGMもシューティングのものとは思えないようなのんびりした曲がかかったりして。そこが良いんだよね。
 ……いや、弾だけはとびきりシビアなのが飛んできたりしますけど(笑)。


 そんな感じで。
 色々とはっちゃけた作品なので賛否両論も出るでしょうが、私は楽しみました。否、現在進行形で楽しんでいます。
 願わくは、早く委託販売もはじまって、他の東方プレイヤーの人たちとも同じ話題で語りたいものですが。