異教的中世

異教的中世

　非キリスト教という視点から、ヨーロッパ中世を照らしなおそうという論文集。
　まあ、ヨーロッパ中世への基礎教養があまりない私が読んでもしょうがない面があるのですが……やっぱ最近、キリスト教と非キリスト教の関係みたいなあたりを関心がうろうろしていたのもあって、読んでみたり。

　どの程度身になったのかは分かりませんが、とりあえず中世の薬草関係の知識とか、あと種村季弘の本のタイトルでおぼろげに知っていた「ビンゲンのヒルデガルト」がどんな人かわかったので、とりあえずその辺を収穫と思いつつ読了。
　ていうか、いい加減、基礎文献から入って段々深めていくっていう堅実な勉強法を身につけようよ俺、とか思うのだけれど、未だに系統たてない濫読ばかりだよなぁ。
　久々に原典読み強化月間やろうかな、とか思案中。