全クリしました


 ようやく、Gジェネレーションスピリッツを全ステージクリアしました。長かった。
 最後、Vガンダムの残り3ステージは「ハロスコアは気にせずちゃっちゃとクリアしちゃおう」って感じで、エクセルブースター装備のV2バスターにレベル50のメイさん乗せてばりばり敵を落としてたんですが、そんな適当プレイでも気付いたらプラチナになってました。まあ、多段ミサイル持ちだらけの布陣でしたし。


 そして、ラストステージ。
 まあ、一度パターンをつかんでしまえば作業プレイであります。通称繭狩りと呼ばれるわけですが。ここでもメイ・カーウィンさんが大活躍。
 そして源繭をサクっと沈め、∀ガンダム登場。これも、「ビーム全無効、実体弾によるダメージも70パーセントカット」の特殊Iフィールド装備というのは事前に調べてあったので、適度に格闘などで削ってからフェニックスガンダムのフェザーファンネルで〆。
 まぁ、なにげにおヒゲのガンダムにレベル30くらいのザンネック沈められたんですが、まあいいか、って感じでクリアでした。
 うん。とりあえずエンディング長ぇ(笑)。


 で、繭狩りで貯めたお金でオリジナルキャラもすべて集め、晴れてプロフィールも100パーセントに。やれやれ。


 とりあえず、全クリを無事果たしたところで、このゲーム全体への感想を。良かったところと悪かったところを箇条書きで書いておきます。



   ☆良かったところ
・とにもかくにも戦闘デモ。全体的なグラフィック向上は見事としか言いようが無い。


・またそれに付随して、主役機やライバル機はもちろん、量産機のグラフィックがFの頃に比べて格段に向上したのは素晴らしいです。これで、ザクやゲルググマラサイなどで部隊を組んでも戦闘デモが十分に楽しめる。


・戦闘デモのフルボイスも悪くなかったと思います。


・戦艦の戦闘デモで、オペレーターも艦長などとのやり取りに参加することで、よりリアルっぽい空気が出せたのも良い仕事かと。また、戦艦の戦闘デモのグラフィックや演出も大変素晴らしいです。


・3Dマップも、良い空気感が出ていて悪くないと思います。スパロボインパクトなどでは、地形の凸凹にユニットが隠れてしまったりして非常に見づらかったりした経験がありましたが、今回のGジェネではその辺も非常に見やすく、そうしたストレスはほとんど感じませんでした。


・マップ上での演出も、凝ったものが多くて楽しめました。イグルーのシナリオで、遠方でソーラ・レイの光が横切ったり。第一話でシャアザクのモノアイが点滅するところとか。


・戦艦など巨大なユニットをマップ上で大きく表示する試みも、うまくまとめてあると思います。特に母艦の巨大さは、プレイする上で臨場感を出していて、退屈しませんでした。また艦砲射撃などの新システムによって、Fの時に比べて「戦艦には戦艦の重要性と活躍の場がある」という形を作れた事も非常に良い。


・登場MS数も、すべてのグラフィックが新規書き起こしである事を考慮すれば、頑張った方でしょう。十分評価できると思います。無論、ドッゴーラやグラブロ、νガンダムHWSなど一部機体が居なかったのは寂しいですが、GジェネFから次のステージへ行こうと思えば、どうしても一度は機体数が減らざるを得ないわけなので。


・その他細かい部分として、シナリオ選択画面、出撃画面、クリア後のどこででも部隊編成・開発・設計が出来るなど、細かいながら改善されていた部分が多くありました。まあ、出撃準備画面でセーブしてしまうとフリーズする可能性があるなど問題点もあったようですが。


・懸念されていた「ハロスコアの加算演出が飛ばせない」などのGジェネポータブルで評判が悪かった部分はきちんと改善されてましたし。一方で、機体開発先が分かりやすくなったのは良かった。キャラクターのレベルも、Fの大佐までから、レベル99まで伸びるようになって育成の楽しみが増えました。これら、ポータブルでの良い部分は残してあります。


・地味な部分ですが、保持できる機体数が多くなったのも良かった点。


・主題歌。森口博子を引っ張ってくるというこだわりっぷりには脱帽せざるを得ない(笑)。




   ☆悪かった点
・ハロスコアと、それによってキャラクターが加入するシステムは微妙。特にハロスコアをプラチナにするのには時間もかかるし、ハロスコアを優先しようとすると「原作を追体験する」どころじゃなくなってしまうのが問題。自軍も戦力優先である程度固定されざるをえなくなりますし。


・難易度問題。Fよりも難易度を上げようという方向性自体は悪くないような気もしますが、その具体的な方法が主に「背後からの増援」だったり、オリジナル軍が介入できない別マップでの難易度が高いことだったりするのは、あまり上手くなかったと思います。正直、難易度はFくらいでも良いんじゃないかな、とも。簡単すぎると感じればプレイヤーは自分なりに縛りをかけてプレイしたりするんだし、Gジェネの楽しみのキモは必ずしも本格SLG的な高難易度マップを攻略することじゃないと思うし。難易度を上げるにしても、Fの時みたいにターン制限とかをメインにした方が何だかんだで良かったんじゃないかと思ったり。


・マップが全体的に狭い。まあこれは、PS2の処理能力との兼ね合いもあるんで仕方ない部分もあるんでしょうが、特にソロモン戦やア・バオア・クー戦のマップなどで、Fまではあった「大会戦」という迫力が薄れてしまった感じがあります。戦艦ユニットを大きくした結果、下手に階層マップを作れないし、ユニットを出しすぎるとマップ画面が広くなりすぎるなどの弊害があったんでしょうね。


・セーブ・ロード関係の不安定さはやっぱり挙げておかざるを得ません。フリーズはまずい。また、複数のセーブデータを保持するにはデータカードそのものを二つ以上持ってないとならないのも、まあ不便。


・セーブ関係に限らず、フリーズの危険性があることはちょっとねぇ。安心してプレイできないというのはやはり問題。


・戦闘デモは良いんですが、それ以外の物語パートまでフルボイスにする必要はあったのかどうか。別に無くても良かったんじゃないかというのが正直な感想。その分の労力で、たとえば自軍で使える原作キャラクターをもっと増やすとか、した方が良かったんじゃないかと思います。それで呼ぶ声優さんの数が減ればコストも他に回せるだろうし。シナリオフルボイスよりは、自軍でモンシアさんとかが使えた方が嬉しかったかも。


・ムービーが大量破壊兵器中心だったこと。やっぱり、Gジェネの売りの一つは美麗なムービーで、それもやっぱりMS戦がメインなんだと思うわけで。しかも、ほとんどのムービーは特に条件を満たさなくても自動で見られるものが多く。そこはクエストデモの要素が欲しいところでした。まあ、スタッフとしては、今回の戦闘デモ全般に自信があったから、イベント戦闘などでのMS同士の戦いはムービーでなくても、戦闘デモでいけると思ったのかも知れませんが……やっぱ、美麗ムービーはご褒美として欲しいよね。
 あと、さすがにGジェネネオからのムービー使いまわしはどうよ?(笑)


・連邦側だけでなく、ジオン側でプレイできるシナリオがあったこと、それ自体はむしろ良い事だと思うんですが(ポケ戦とか、明らかにジオン側メインで作られてる話もあるんだし)、どうもそれがまだ上手く機能していない気がしました。逆シャアのラストがネオジオン側からってどうよ、とか。あと、せっかくAOZの機体が参戦したのに、ティターンズ側でプレイできるシナリオは無いんだ〜とか、その辺の噛み合わなさも微妙に。もう少し上手い料理法を編み出して欲しかったところです。


・サブフライトシステムが使えなかった事。まあ、戦闘デモとの関係で、すべての機体がSFSに乗っている時のデモを用意できなかったというのは分かりますが……ここまでの再現度を誇る、これだけこだわり抜かれたゲームにおいて、あるはずのものが無いというのはやっぱり気になるし。Zの地上面とか具体的にやりづらいし。




 とりあえずこんなところでしょうか。まあ細かい事は他にもあるかとは思いますが、大まかなところとしては。


 総じて、個人的には今回のGジェネ、非常に楽しみましたし良かったと思います。続編を恐らくは製作中なのかなと思いますので、次回作以降にも期待しています。


 さて。
 ともあれようやく全クリを果たし、また繭狩りによって資金のメドも立ちましたので、いよいよ、自分の好きなように遊ぶターンであります。
 なかなか時間が取れませんが、次回以降いろいろと遊んだ結果をこの日記に書いていこうかと思いますんで。
 とりあえずは……シーマ艦隊を自前で用意しないと(ぇ