サバルタンは語ることができるか
- 作者: G.C.スピヴァク,Gayatri Chakravorty Spivak,上村忠男
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1998/12/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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さっぱり分かりませんでした(ぇ
一応、私の関心の一部が向いている方向に関わっているという事で友人からその名を聞き、買っておいた本だったわけですが。
いやはや、清々しいくらい頭に入って来ませんでした。特に序盤のフーコー、ドゥルーズ批判がチンプンカンプンもいいところ。そもそも大元を読んでないわけですしねぇ。
ていうか、門外漢のたわ言ですが、こういう本って脚注つけてほしいよなぁ。シニフィアンとかアウラとか、分からないと意味が取れない専門用語が多すぎる。なんか、「これくらいの用語の意味も分からない素人さんはお帰り下さいゲットバックヒアー!」と言われてるようで、若干むかつく(笑)。
いや、無論ね、その道の専門書が門外漢に読みがたいのは当たり前だと言われればそれまでなんですけど。分からなきゃ調べながら読めよ、という話になるんでしょうが。
なんかなー。私は電車の中で主に読んでるんだよぅ。
後半部、インドにおける抑圧された階級(サバルタン)の女性に関して述べられた部分については、前半よりは話が追えたかなという気はします。私の関心に触れる内容の事が述べられてるらしいことも分かるんですけど。
けど、哲学書の類いはきちんと精密に読まなければ、アバウトに筋を追っただけじゃあんまり意味ないし。やっぱり、ちゃんと読めたとは言い難い状態でした。
んー。せっかく買ったのだし、もう一度勉強しなおして、リトライしなきゃもったいないかなという気もしますが。そのためにはフーコーとドゥルーズは最低限押さえておいて、あと哲学関係の用語の予習もしないとな。
インドの近現代史の知識もある程度入れておいた方がいいかも。
けど、現状の私の主要な関心の方向と、読みたい本の優先順位を考えた時に、そこまで視野に入ってこないんだよなぁ。
多分、よほど先になって、どうしてもここを押さえないとっていう切迫感が私に生まれない限り、ここに戻って来る可能性は薄いな、という感じです。
みゅー。残念、ギブアップでした。