機動戦士ガンダムAGE 第35話「呪われし秘宝」

     ▼あらすじ


 アセムが生きていた事を知ったディーヴァのクルーたちはそれぞれの心境を噛みしめていた。一方、そのアセムキャプテン・アッシュからのメッセージによって、EXA−DBとよばれる「呪われし秘宝」の正体が明かされる。かつての銀の杯条約で廃棄された兵器のデータが収められたデータベース、EXA−DBはこの長い戦争の趨勢を左右するものだった。
 そんな中、ヴェイガンがゼハートとザナルドによるディーヴァ挟撃作戦を開始、強力なパイロット二人に襲われたキオのAGE-3は、窮地に陥るのだった。



      ▼見どころ




      ▽生きていたアセムを巡って


 前回登場した、宇宙海賊ビシディアン首領、キャプテン・アッシュことアセム・アスノ。言うまでもなくフリット・アスノの息子で、キオ・アスノの父親です。
 当然ながら、戦死したと思われていたアセムの存在は、様々な人々に波紋を投げかけました。まずは、その様子をざっと眺めていきましょう。


 フリットは、キオに対して「忘れろ」と言います。



「お前の父親は死んだのだ。勇敢な連邦軍の軍人としてな」
 しかし、キオはこのようなフリットの言い方に反発してしまいます。
 別のカットにて、セリックに話しかけられたフリットはこのように応答しています。



「エミリーには……妻にはこのことを知らせてやりたいと思う。だが、あのような息子の姿を見て喜ぶかどうか」
 個人的に、フリットのこの発言は非常に面白いところでした。
 フリット・アスノ富野由悠季監督作品の登場人物だったら、こんなセリフは出てこないでしょう。キオに言った言葉だけで全てになっていたはずです。彼にこのようなセリフを言わせているのは、アセム編以降ほとんど画面に登場しないエミリー・アスノ。フリットが「家庭を持っている」というシンプルな事実が、歴代ガンダムにあっては珍しい言葉を登場人物の口から引き出しているのでした。
 フリットのこの口ぶりは、昔の家族ドラマによくある、放蕩息子の帰還に困惑する頑固親父、といった趣きです(笑)。AGEという作品が家族テーマを持ち込んだ、具体的な効果がこうしたセリフに表れています。


 もっとも、本当にそうした「独自色」を強調するならば、後にでもアセムとエミリーが会話するシーンを作るべきだったでしょうし、他にも色々と必要なシーンはあったのだと思いますが、常時尺の足りないタイトな脚本がそれを許しませんでした。
 AGEにいくつかある惜しい点の一つが、そういうところです。


 一方で、アセムの友人代表がここではロディ・マッドーナ。



「でも、そうか、アセムが……」
 周囲の好奇心は退けますが、基本的には喜んでいる様子です。


 アセムの妹、ユノアもまた、キオと会話する中でこのように述べています。



「わたしは兄さんが生きていると知って、すごくうれしいわ。それはたぶん父さんも同じ」
「だったらどうして……?」
「大人になるとね、いろいろと複雑になるのよ。素直に感情を表せないときもあるの」


 現状のキオに、このように言ってくれるユノアの存在は非常に重要と言えるでしょう。彼女は次の話でより重要な役目を果たすことになりますが……。
 しかしキオは、ユノアの説明にも納得しきれない素振りを見せています。


 釈然としないキオに言葉をかけたのは、普段寡黙なオブライトでした。



「生きていて、よかったな」
 そう告げた後、キオにモップを渡します。そして二人はしばらくMSデッキの掃除をすることに。
 一息ついて、「なぜ掃除をするのか」と聞いたキオに、オブライトはこのように応えています。



「ここは家だからだ」
「家?」
「ここのクルーは家族だ。だから、いつ帰ってきてもいいように、いつでもきれいにして、帰りを待っている」


 この後、すぐに別のシーンに切り替わってしまうためついつい流してしまいますが……ここは重要です。
 言うまでもなく、MSデッキの掃除というのは



 アセム編におけるレミ・ルースのこだわりでした。
 レミの言葉と意志を、オブライトはこのような形で引き継いでいるわけです。
 しかし……このタイミングでオブライトがこのようなセリフを言うのは、単にオブライトがアセム編を引き継いでいる事を示すため、だけではありません。キオに対してアセムの話題をふった後に掃除のシーンに入っている事から自然に読解するならば、「ここのクルーは家族だ。だから、いつ帰ってきてもいいように」というのはアセムを意識したセリフという事です


 第27話の解説で述べたように、レミ・ルースがMSデッキの掃除をしながらオブライトに告げていたのは、「家としてのディーヴァ」、それも疑似家族的なコミュニティを成立させる器としてのディーヴァという意味付けでした。
 そして、ディーヴァのクルーが家族であるなら、オブライトの戦友であったアセムもまた、家族という事です。
 第32話の解説でちらりと触れましたがフリットユノアなどによってディーヴァは、疑似ではない本物の家族の器としての一面を見せてもいました。ところが、海賊となって再来したアセムを父フリットが「アスノ家の人間とは認めん!」と言い放つことで、アセムはアスノ家という「家族の器」から疎外されてしまいそうになります。こういった推移の中、オブライトを通じて、アセムは「疑似家族」の枠の中に一時的に踏みとどまる事が出来たのでした。


 これはある意味まっとうで、しかしガンダムシリーズの中では特異なモデルと言えます。初代ガンダムZガンダムのように、本物の家族が失われた代替として疑似家族を求めるというのではなく、本物の家族と外部との間の緩衝地帯、中間的なセイフティーゾーンとして疑似家族が機能した、と見る事ができるわけです。
 一見して古いようですが、核家族化、一人暮らし世帯の増加などの傾向がある一方で、地域コミュニティなどの中間的なまとまりが崩れ続けて、個人と国しかなくなってしまう、といった社会問題は深まる一方なので、ガンダムが初期から描いてきた「戦艦クルーが疑似家族化する」現象をこのように描き直すというのは、斬新な視点とは言えませんが、まっとうな問題意識の表出です。そして歴代ガンダムで使用されてきたコードの読み替えの試みとしても、なかなかに面白いものだと言えます。
 アセム生存に関する様々な大人の反応を見て、最後にオブライトの言葉を受け取ったキオは、次のステージに進むことになります。


 そして、この回の一番の目玉について、いよいよ言及していきましょう。



      ▽EXA-DB


 ディーヴァではビシディアンからの情報で、ゼハートたちはイゼルカントからの密命として、この戦争の趨勢を握る「EXA-DB」の存在が知らされる事になります。



「コロニー国家戦争以前のあらゆる兵器情報を網羅した巨大データベースだ」



「今より数百年の昔、コロニー国家戦争が終結し、銀の杯条約によって全ての兵器の廃棄が決まった。しかし、兵器とともに処分されるはずだった兵器に関するぼう大な資料や情報は、当時の連邦政府によって秘密裏にまとめ上げられ、EXA-DBとして残されていた」
「エグザDBには、兵器となるモビルスーツや艦船の設計図、戦闘データ、効率的な戦術、過去の戦争における全ての技術が詰め込まれている」


 前回に引き続き、急にAGEの世界に見慣れない新要素が導入されて来ます。EXA-DBもまた、過去に伏線は張られていましたが、しかしこのように戦いの行方を大きく左右する存在として表れてくるとは、アセム編までは思いもよらない存在です。なぜここでこのような要素が大々的に脚本に取り入れられたのかについては、やはりそのオマージュ元を探る事から入る必要があります。


過去の戦争に関する情報のアーカイブと言えば、これは無論のこと



∀ガンダム』の黒歴史が意識されているはずです。
 というのも、第6話の解説で少し触れましたが、銀の杯条約以前の兵器=EXA-DBに収められている兵器データのイメージとして、モノアイの機体が設定されている事に大きな意味があると見られるわけで。



 AGEにおいて、歴代ガンダム作品の機体を強烈に連想させるモノアイのMSは、一貫して銀の杯条約以前の兵器にのみ使われている記号です。
 無論の事、暗にEXA-DBに収録された兵器のデータというのが「過去のガンダム作品のデータ」である事を暗示しているのであって、この点で発想としては「黒歴史」を強く連想させる要素なのです。



 ご存知の通り、過去のガンダムシリーズが封印された遠未来の地球で、黒歴史の遺産であるMSを発掘して戦うというコンセプトがとられた同作品は、G、W、Xと宇宙世紀に収まらない拡散を始めたシリーズ作品に対して全肯定と全否定を同時に行うという、富野監督の野心的な試みに貫かれた作品でした。
 しかしこれは、単にシリーズの位置づけを決め、宇宙世紀以外の作品世界でガンダム新作を造り続ける素地を作ったという、それだけに留まらない意味も持っていました。
 文芸批評家の宇野常寛が『リトル・ピープルの時代』の中でわざわざ補論を一つ立ててまで詳細に論じた、「自由自在に引用=発掘可能な」データベースとして歴史を見なすという視点が、「黒歴史」という新造語の元に大々的に表明されたという事です。それは現在放映中の『ガンダムビルドファイターズ』にも通じる、前後の文脈(歴史)から切り離して自由に使いたいMSをピックアップして登場させられる、そんな想像力でした。


 こうした傾向は単にガンダムだけに起こったものではありません。少し遅れますが、ウルトラマンシリーズは『ウルトラマンメビウス』で昭和時代のウルトラマンを次々再登場させるコンセプトの作品を作りましたし、仮面ライダーシリーズも『仮面ライダーディケイド』において、過去のライダーが活躍したパラレルな世界が次々と接続され、歴代ライダーが次々に登場するというストーリーが展開されました。



 ガンダムはこうした傾向のいわば先駆的なアイディアをかなり早い段階から提示していた側面があります。より低年齢向けを意識して作られた『SDガンダム』シリーズは、特に『SD戦国伝』や『SDガンダム外伝』などで、歴代ガンダムのMSを(作品の枠を超えて)武者や騎士などに見立てて次々登場させるという作品展開を行っていましたから、ある意味で黒歴史」的な想像力の萌芽を(80年代の時点で!)既に見せていたとも言えます


 こうした想像力や発想はゲームという媒体においてさらに加速され、ファミコンの『ガシャポン戦士』シリーズでは作品の枠を超えてMSを自由に生産し戦わせる事ができましたし、その発展として『Gジェネレーション』シリーズが生まれ現在まで親しまれています(GジェネのPS時代の一つの集大成『GジェネレーションF』が、黒歴史を描いた∀ガンダムまでを収録した作品だったのも今となっては非常に示唆的です)。
 同様の流れとして、ガンダムウルトラマン仮面ライダーなど本来サイズも世界観も異なるキャラクターたちがSDサイズで戦ったりドッジボールをしたりするような、一連のバンプレストのゲームも生まれましたし、一方ではロボットアニメのキャラクターたちが作品の枠を超えて戦う『スーパーロボット大戦』シリーズも生まれます。
 今や、インターネット上でCGM的な展開として、MUGENやMMD(MikuMikuDance)といったソフトを介してあらゆる作品のキャラクターたちが混じりあって戦ったり踊ったり行進したりする動画が次々と作られる状況にまで至っています。こうした展開はみな、過去作品というアーカイブから好きなキャラクターを自在に発掘して自由に組み合わせていく、言ってみれば「黒歴史的な想像力」の申し子たちと言っても良いでしょう。


 さらにうがった見方をするならば、アセムにことさら「データベース」という言葉を言わせているというのは、2001年に刊行され話題をさらった


動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

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 この辺すら念頭に置かれていたかも知れません(笑)。
∀ガンダム』に登場した「黒歴史」という設定にはこれだけ重層的な時代の空気が織り込まれていたので、歴代ガンダムのテーマを総まくり的に取り入れようとしている『ガンダムAGE』という作品が当然これを看過するはずもないわけなのでした。
 とはいえ、ここでEXA-DBがストーリーに持ち込もうとしているオマージュは、∀だけではありません。
 たとえば、世界の命運を握るほどの謎が存在し、その謎を巡って各陣営が争奪戦を繰り広げる展開に今後なっていくとすれば、これはガンダムUC』の「ラプラスの箱」とも重なってきます。後述するように、ここでUCを重ねて見ると、この回を見ていて疑問に思う点が一つ解決できるようにも思えます。


 また、イゼルカントは地球を調査している際、このEXA-DBの情報をたまたま一部入手し、そのおかげでフリット編当初ではヴェイガンのMS技術が連邦を圧倒していたのだ、といった解説がゼハートの口から為されますが。
 ヴェイガンのMSがまるでモンスターであるかのように描かれていたフリット編の頃に比べ、ヴェイガン側の事情までがこうして見えてくると、そこには違ったプロットのオマージュが透かし見えてくるようにも思えます。
 火星圏にてEXA-DBの技術を元に、その時代の水準をはるかに超えるMSを作り、遠大な計画を進めるイゼルカントと。木星圏にて作りあげた、その時代の水準をはるかに超える太陽炉(GNドライブ)使用のMS「ガンダム」によって遠大な計画を進める



 イオリア・シュヘンベルグ
 そう、『ガンダム00』へのオマージュが、ここに来て顔を出し始めるのです。
 EXA-DBという要素の登場と共に、AGEの世界にゼロ年代以降のガンダムのテーマが、続々とコネクトしてくるという事です。


ガンダムAGE』においては、伏線は極めて丁寧に張り巡らされています。たとえばイゼルカントの思惑は、既に第3話の時点で伏線が張られていました。
 銀の杯条約以前の戦争の情報を扱う者がある、という事は序盤にも触れられていましたが……もしキオ編以降にEXA-DBの争奪戦が重要要素になるのであれば、もっと早い段階でその事を匂わす事も可能であったはずです。なぜ、そのようなプロットになっていないのでしょうか。
 答えは、ここまでの記事をお読みの方ならお分かりでしょう。『∀ガンダム』の黒歴史、『ガンダムUC』のラプラスの箱、『ガンダム00』のイオリア計画、これらがすべて、おおよそキオ編に相当するゼロ年代以降に新しくガンダムシリーズに表れ始めたテーマだったからです。


 第11話番外編で少し触れたように、このような「全人類に関わる秘密」といった要素は90年代以前のガンダムにはほとんど登場して来なかったものでした。
 そもそも『ガンダム』というのは、基本的に「君は生き延びる事ができるか」という、目の前に次々迫る事態にいかに対処するかという「現在進行形の物語」であって、過去の謎を探るといった物語ではありませんでした。視聴者の方々は、初代から逆シャアまでの宇宙世紀ガンダムを思い出してみてください。その中に回想シーンはどれだけあったか、思い浮かべられますか? おそらく、ララァ死亡シーンくらいしかこれといった回想シーンは存在しなかったんじゃないでしょうか。それくらい、ガンダムというのは「過去を振り返らない話」だったのです。
 ところが、『∀ガンダム』『ガンダムUC』『ガンダム00』においては、物語開始時点よりはるか過去に巨大な謎が設定され、それを解き明かす事にかなり大きな主眼が置かれています。これはやはり、ゼロ年代以降にガンダムシリーズに浮上してきた、新しいテーマ性だったのです(厳密には、『ガンダムX』のDOMEなどもここに含まれるかも知れませんが)。


 AGEは、この点をも踏襲していると思われます。EXA-DBが突如キオ編になって現れるのも、ガンダム史の流れを忠実に汲み取ったためでしょう。



 と、大体以上のような思惑を元に、EXA-DBという要素が新たにAGEの世界に投入されました。
面白いのは、アセムを介してEXA-DBの存在と意味を知らされたフリットが、



 ピクリと反応している事です。
 それも当然の話で、少なくとも銀の杯条約以前の兵器技術のデータをヴェイガンが持っており、その出所がどこかにあるという点についてはフリットが一番に気づかなければならない立場に居たのです。
 アスノ三世代の中で、唯一フリットだけが「銀の杯以前の兵器」に遭遇しています。



 他でもない、ファーデーンにおいて。
 しかも、ファーデーンに「存在しないはずの兵器の情報」を流したのがヤーク・ドレという名前の闇商人であり、



 そのヤーク・ドレが実はヴェイガンであったという事も、フリットは知っています。
 であれば、少なくともフリットは、情報の出所がどこかにある事、ひいてはEXA-DBの存在くらいは掴んでいてもおかしくありませんでした。連邦軍の司令をしていた時代もあったわけですからね。
 ところがフリットという人は(ファーストガンダム世代だから?)こうした「謎の解明」には基本的に無頓着なのでした。オルフェノアの内通もグルーデックが調べた事でフリットの調査ではありませんし、宇宙海賊の存在は知っていてもその正体には長らく頓着しないままであり、後に三世代編に入ってからもみすみすEXA-DBを素通りしたりしています。
 ……というように、アスノ三世代には行動原理の点でも明確な違いが出ており、こうした観点から物語の進行を眺めてみるのも面白いかと思います。



 それにしても。
 アセムはEXA-DBの場所が不明であると述べた後、以下のように付け加えています。



「今は連邦もヴェイガンも血眼になって探しているはずだ。ものがものだけに、事を公にせずにな」
 しかし、いくら「公にせずに」探していると言っても、フリットがその事を知らないのはやはり不自然ではないでしょうか? 彼は連邦軍の司令まで務めた人物だったのです。
 いろいろ問題はあるにしても、フリット・アスノは極めて優秀な人物です。戦争の行方を左右するほどの情報を看過したはずがありません。それとも、フリット退役後になったつい最近、連邦はEXA-DBを探し始めたとでも言うのでしょうか? それも不自然です。
 この点をどう考えるか?


 アセムのセリフをよく確認してみましょう。彼は「連邦軍」とは言っていません。ただ「連邦」と言っています。
 連邦軍連邦政府の下部組織ですから、たとえば政府の人間が極秘裏に探していた、というならフリットが感知していない事と矛盾をせずに済みます。
 そう、



ガンダムUC』のマーセナス家のように、暗躍(?)しているのかも知れません。
 AGE作中には登場しませんが、EXA-DBという要素を介して、今までとは違った暗闘のイメージが仄めかされるのも、ゼロ年代ガンダムの「気分」をAGEに取り込む巧妙な道具立てになっているのです。





 ……というわけで。
 今回はEXA-DBがゼロ年代ガンダム的な要素を多分にAGEの中に浮上させた事を中心に確認しました。
 他にもこの第35話は、ゼハートとフラムの関係の変化や、ギラーガの新武装やキオの戦闘中の機転、ザナルドの出撃などなど見所が多数あるのですが、割愛する事にします。一部は次回言及するかも知れません。
 引き続き、マイペースに続けていきたいと思います。




※この記事は、MAZ@BLOGさんの「機動戦士ガンダムAGE台詞集」を使用しています。


『機動戦士ガンダムAGE』各話解説目次